WEBを利用するユーザー心理と情報端末のモバイル化を結びつけて、メディアに起こった大きな変化を考察しました。

WEBの利用がモバイル化でさらに便利に

いまやWEBサービスを利用しない人はほとんどいないと言っても過言ではないくらいインターネットが普及しました。IT革命があったり、モバイル革命が起こるなど、いくつもの段階的な技術革新によってネット社会の整備は進められていきました。特に情報端末のモバイル化は人々の暮らしに大きな変化をもたらしたと思います。私がネットとモバイル端末による生活の変化を実感させられた出来事として、電車内で携帯電話をいじっている人々を数多く見かけるようになったことが挙げられます。いったいいつ頃からでしょうか。電車に乗るとほとんど必ずと言っていいほど、携帯電話をいじりながら一心不乱に画面を見つめている乗車客を見かけるようになりました。ネットでメールをしているのか、ゲームをしているのか、ともかく携帯電話だったり、最近だとスマートホンだったりと、何かしらの情報端末を手にしている光景が珍しくなくなってしまいました。暮らしの中で見かける光景が変化するとき、そこに大きな時代の変化を感じずにはいられません。

たしかに、電車に乗っている間の手持ち無沙汰な時間を利用するには情報端末はとても便利です。一昔前までは電車の中での暇つぶしといえば新聞や小説を読むといった姿がよく見られましたが、それがネットやゲームに変わりました。見方によっては、人々の利用するメディア媒体が、新聞や本が情報端末に移り変わりつつあるということの表れかもしれません。インターネットはパソコンといった固定式の端末からケータイ安真帆などモバイル端末が普及したことで、さらなる利用者層の拡大を成し遂げつつあるのかもしれません。